根管治療とは
根管治療は、むし歯が進行して中心にある神経が通る歯髄に炎症や感染を起こしている場合に必要になる治療法です。 歯髄の傷んだ神経などの組織をきれいに取り除いて消毒し、状態に合わせた薬剤を充填します。 歯髄にまで入り込んでしまったむし歯の根管治療をしないと、歯の内部や歯根が溶かされて強い痛みが続き、さらに歯を支えている歯槽骨という顎の骨も溶かされてしまいます。
安全に根管治療を行うための設備
口内には細菌が多く存在しており、唾液にも沢山の細菌が含まれています。根管治療の際に唾液が流れ込むと細菌が根管内に入り込んで定着し、根管治療をしても再感染リスクが非常に高くなって、再度根管治療が必要になってしまい、そのたびに歯の状態は悪化していきます。
根管治療の流れ
STEP1 感染部分の除去
専用の器具を用いて感染している根管内の神経などをきれいに除去します。
STEP2洗浄・消毒
薬剤で根管内を洗浄・消毒し、状態に合わせた薬を根管に詰めます。
STEP3根管充填
洗浄・消毒の治療後、痛みや炎症などが改善してきたら、細菌の侵入を防ぐ薬剤を根管内に充填します。
STEP4補綴物の治療
詰め物、被せ物などをつくって装着する補綴治療を行います。